ICタグや次世代無線など最新技術が一堂に:第21回自動認識総合展が開幕

2019/09/12 イベント
来場者でにぎわう会場の写真 来場者でにぎわう会場

 日本自動認識システム協会(JAISA)が主催する第21回自動認識総合展が9月11日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。バーコード、ICタグ、画像など自動認識の最新技術と、これらの技術を用いて業務効率化や顧客サービス向上に役立てる方法を展示する国内唯一の展示会だ。100社・団体が出展し、初日は自動認識機器メーカー、コンピューター関連をはじめユーザーとなる流通・医療など広範囲の来場者でにぎわった。開催は13日まで。

 ID情報を埋め込んだRFタグのデータを電波を用い非接触で読み書きするRFID(アールファイディ)の関連機器を総合的に展示したのはサトー(東京都目黒区)。従来のバーコードはレーザなどでタグを1枚1枚スキャンする必要があるが、RFIDは電波で複数のタグを一気にスキャンすることができる。「機器を横に動かすだけで一度に読めるので作業のスピードアップが図れる」と同社マーケティング部の清水孝洋係長。RFIDのICタグは導入に1枚30~40円かかるが「人件費などのコストをトータルで考えれば十分もとが取れる」と強調。働き方改革を追い風に売り込みに力を入れる考えだ。

 オーギャ(富山県高岡市)は圧力を検知できる超薄型の触感フィルムで日本、米国、中国で特許を取得。この技術を応用してクルマのナビゲーションシステムの使い勝手を向上させる部品を製品化した。現在は同フィルムを並べてシート状にし、圧がかかる様子を画像で見せる「ワイヤレスフレキシブル面圧分布計測シート」を開発中。水島昌徳代表取締役は「重心のかかり方が絵的に見えるので医療機関で半身麻痺の患者さんのリハビリに役立つ」と話した。

 IoT向けに省電力の次世代無線システムを提案したのはSONAS(東京都文京区)。2017年4月創業の東京大学発ベンチャーで、従来はバケツリレー型でしかできなかった無線送信を同時に多方向に送信できるようにした。神野響一・共同創業者は「世界で実用化しているのはうちだけ」と胸を張った。

中小企業ニュース編集部

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