製造現場向け洗浄機が集結:2019洗浄総合展

2019/09/05 イベント
洗浄総合展の様子 多様な部品加工向けの洗浄機が集まった

 工業用洗浄機の総合展「2019洗浄総合展」(日本洗浄技能開発協会、日刊工業新聞社など主催)が9月4日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開幕した。金属加工、自動車、電子・精密部品などさまざまな業界向けの洗浄に関する機器・システム・薬剤が集結した。併催する「VACUUM2019真空展」「高精度・難加工技術展2019/表面改質展2019」「SAMPE JAPAN 先端材料技術展2019」を合わせ576社・団体が出展。会期は6日まで。

 中農製作所(大阪府東大阪市)は小型部品洗浄機「洗浄小町」を展示した。本業の部品加工で培った技術を生かし、生産性向上のために開発したもので、乾燥スピードが早く、小型・低価格である点が特徴。関東営業部の岡田裕貴部長は「発売以来3年間で25台程度を販売した。今年から業界最小のインライン洗浄機も追加しており、自社開発のオリジナル製品事業を拡大したい」と話した。

 平出精密(長野県岡谷市)は溶剤を用いず、水だけで汚れを落とす工業用部品洗浄機を提案。特殊ドラムが1回転の間にシャワー洗浄、浸漬・揺動洗浄、流水洗浄を同時に行うことで優れた洗浄力を発揮するという。神明工場(同)の五味正彦副責任者は「自動車業界を中心に約30台の納入実績を持つ。純水を使うため、部品表面にシミなどがつかない」とアピールした。

 ショウワ洗浄機(横浜市西区)は廃液や汚泥を分解洗浄し、固液分離から高速ろ過まで連続して処理するシステムを紹介。もともと食品加工工場向けに野菜や果物、食肉、水産物の洗浄機を手がけており、ユーザーからの節水・環境負荷低減ニーズに応えて開発した。担当者は「複数のユーザーにテスト・評価していただいており、今後売り込みをかけたい」と強調した。

 当日はメインステージで、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章東京大学宇宙線研究所長が「神岡の地下から探る宇宙と素粒子―ニュートリノと重力波」をテーマに講演。約400人が熱心に聴講した。

中小企業ニュース編集部

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