236社が最新技術を出展:スマートファクトリー・防災産業展

2019/06/06 イベント
スマートファクトリー 最新技術が多数出展された

 工場のIoT(モノのインターネット)化を実現するシステムや災害対応機器を展示する「スマートファクトリーJapan2019」「2019防災産業展in東京」(日刊工業新聞社主催、経済産業省など後援)が5日、東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟で開幕した。236社・団体が新製品や最新技術を出展し、災害食大賞の表彰式や講演会などが行われた。会期は7日まで。

 ものレボ(京都市中京区)は、低価格で即座に製造現場をIoT化できる「いきなりIoT」を提案。小ロットスケジューラで作成した作業指示書をNFCタグ内蔵のクリップに挟み、材料と一緒に加工現場を回すだけで、リアルタイムに加工品の進捗が管理でき、納期遅れの防止や日報の作成・集計を不要にする。トヨタ系大手自動車部品メーカーで生産技術に携わった細井雄太代表取締役CEOは「IT知識のない町工場でも手間いらずに即日使える。これを足がかりに中小工場のネットワーク化に取り組む」と力を込めた。

 カミナシ(東京都千代田区)は、工場の紙をゼロにするペーパーレスに特化したクラウドサービス「カミナシ」を販売する。帳票の作成から記入、管理など、現場の記録にまつわる課題を解決するもので、誰でも簡単に扱える。発売後1年で食品工場やホテルなど数十社から納入実績を持つ。諸岡裕人CEOは「以前は実家の機内食工場で連日深夜まで帳票のチェック作業に追われていた。この課題を解決するため2年半前に起業した」という。

 前野商事(茨城県日立市)は、断水時でも水が使える非常用給水タンクシステム「みずがめ君」を展示した。水道管とつなげて通常時はタンクを経由して各蛇口に給水し、断水時は貯水タンクとして新鮮な水を加圧ポンプで給水する。前野昌市代表取締役は「戸建てだけでなく、マンション事業者と組んで集合住宅向けにも売り込んでいきたい」と語る。

 カワハラ技研(東京都中央区)は、発砲スチロール製の便器以外はほぼ紙で出来ている備蓄型組立式トイレ「ほぼ紙トイレ」を商品化。2人で約20分で組み立てられ、25人で約2週間使用できるタンク容量を持つ。ほぼすべて可燃物であるため焼却処分も可能だ。塚越健一研究開発部部長は「熊本地震をキッカケに開発し、大手企業を中心に納入実績も出てきた」と話した。

中小企業ニュース編集部

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