IT導入補助金で説明会:東商

2019/05/24 イベント
IT導入補助金説明会 IT活用術を紹介する田中氏

 東京商工会議所は5月21日、東京都千代田区の東商グランドホールで「IT導入補助金2019説明会」を開いた。ITツールの導入を国が補助するIT導入補助金が今年、補助額が最大50万円から同450万円へと大幅に拡充されるのに合わせ、同補助金の中身を詳しく説明するとともに、具体的なIT活用術を解説した。

 説明会はまず、法政大学経営大学院特任講師の田中薫T&Iアソシエイツ代表が「中小企業の経営に有効なIT活用術」をテーマに講演。働き方改革や技能継承、人材育成、販売状況の見える化、販路拡大などさまざまな課題に対して、その解決手段となる個別のITツールを挙げ、食品販売、宿泊、サービス分野の中小企業3社の具体的な事例を紹介した。

 その上で、「働き方改革は生産性向上と密接に関係している」と強調。生産性向上のためには、少ない労働時間で高い成果を生み出す「仕組み」が必要であり、まず部署・拠点間の業務を整理・棚卸しして、不要な業務はやめる、重複する業務は一本化した上で、定型作業はITに任せ、人は非定型業務に専念する体制に移行することを提案した。同時にITで働き方を変え、従業員の満足度を上げることで、顧客満足度と売り上げアップに結びつくと説いた。

 続いて、IT導入補助金の事務局であるサービスデザイン推進協議会の担当者が、同補助金の申請の仕方や留意事項などを説明した。交付申請に際して「経営診断ツール」や「セキュリティ対策自己宣言」を実施することが必須となることや、「地域未来牽引企業」「おもてなし規格認証2019」などの取得、クラウド製品の導入など交付申請時に加点されるポイントを解説した。参加者との質疑応答では「あくまでもハードウエアは対象外」などと答えた。

中小企業ニュース編集部

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