中小・ベンチャーも強みPR:国際医薬品開発展

2019/03/22 イベント
not set 情報提供に熱心な出展者

 医薬品開発を支援する総合展示会「国際医薬品開発展」が3月18日から3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。上場企業や外資系企業など550社超のサプライヤーが受託サービスや開発装置などを出展する中、中小企業やベンチャー企業も自社の強みをPRした。内外から約2万人の製薬業界関係者が来場し、終始盛況となった。

 セントラルシステムズ(横浜市中区)は、臨床試験のモニタリング支援サービスを出展した。モニタリングは、臨床試験の品質を法律に則って管理する業務。モニタリングの担当者が確認結果などを所定の用紙に手で書き込む従来方式の代わりに、同社の開発した独自システムに入力することで試験や研究の効率化が期待できる。

 システム開発が主力のIT技術者集団を自認する同社が、昨年10月に立ち上げた初のサービス事業。営業本部の上山順子主任は「出展は想定を上回る情報収集の機会となった。成果をサービスの拡充策に反映し、医療業界に積極的に参入していきたい」と話した。

 徳島大学発ベンチャー企業のセツロテック(徳島市)は、大学や製薬会社を対象にゲノム編集受託サービスを展開している。標的となる遺伝子を改変することで糖尿病などの病気にかかった実験用受精卵やマウスを作製する。ゲノム編集によって筋肉量の多い食肉用の豚も生産できるという。営業部科学コンサルタントの朝波彰氏は「当社のゲノム編集技術は、医療だけでなく畜産分野にも貢献できる。出展を機に共同研究先と新規顧客を開拓していきたい」と語った。

 同展はUBMジャパン、UBM EMEA、化学工業日報社の3社が主催し、経済産業省、厚生労働省などが後援した。このうちUBMジャパン(東京都千代田区)は、中小機構の「地域活性化パートナー」の1社。同パートナー企業は、大都市圏や全国規模で活動する小売、卸売りなどの流通業、情報サービス業、観光業関連などの企業・団体。地域の産品や技術を活かした新商品や新サービスを開発する中小企業を応援する同機構のプロジェクト「NIPPON MONO ICHI」で、市場評価やマーケティング、販路開拓などを中小企業と対等な立場で相互利益を目指す観点から支援している。

中小企業ニュース編集部

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