地方発ベンチャー5社がプレゼン:関東経産局、関東財務局、中小機構

2019/02/15 イベント
not set 事業展開を説明する前川氏

 経済産業省関東経済産業局と財務省関東財務局、中小機構関東本部は2月14日、東京都千代田区のビジネス創発拠点TIP*Sで第26回「地方発!ベンチャー企業ミートアップ」を開いた。今回から関東財務局が主催者に加わることになり、あいさつした角野然生関東経産局長と田中琢二関東財務局長は「ベンチャー企業の育成には資金調達面での支援が何より重要」と強調した。地方発のベンチャー企業5社が登壇し、東京圏のベンチャーキャピタルや金融機関、投資家、大企業担当者ら約50人を前にプレゼンテーションした。

 パリティ・イノベーションズ(京都府精華町)は、簡単に「空中映像」を表示できる光学素子「パリティミラー」を開発した情報通信研究機構(NICT)発ベンチャー。センサーと組み合わせてスイッチやタッチパネルを空中映像化し、映像に触れて操作できるため、例えば汚れている手でも機器を汚さず操作できる。商品化に向けて自動車メーカーなどと共同開発している。前川聡代表取締役は「2010年の創業以来、量産化に苦しんできたが、ようやく昨年夏に量産化のめどが立った」と述べた。

 CrowLab(クロウラボ、宇都宮市)は、音声によりカラスによるゴミ荒らしや農作物被害、自動車への糞害などを激減させる機器を開発した宇都宮大学発ベンチャー。16年以上にわたるカラスの生態研究など基に、赤外線センサーでカラスを感知すると、カラスをパニックにさせる鳴き声をスピーカーから流す。同大学特任助教でもある塚原直樹代表取締役は「7ヶ月にわたる実証実験でも効果は出ており、機器の販売と貸し出しを進めていく」と語った。

 このほか、非食用のコメを利用したバイオマスプラスチックを製造し、大手玩具メーカーから知育玩具の原料として採用されているバイオマスレジン南魚沼(新潟市南魚野沼市)の中谷内美昭専務執行役員、介護施設向け入所者見守りシステムを開発したファンタスティック(千葉市中央区)の大内英之代表取締役、さまざまな大手企業と自動運転や監視カメラ、ドローン向けなどに人工知能(AI)技術を開発してきたtiwaki(滋賀県草津市)の阮翔(ゲン・ショウ)代表取締役が、それぞれ事業を説明した。

中小企業ニュース編集部

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