大学活用法でセミナー:中小機構

2018/12/07 イベント
not set 「積極的に大学を活用してほしい」と野口氏

 中小機構は12月6日、東京都港区の本部会議室で中小企業大学校虎ノ門セミナー「大学はこう使え!“知”の宝庫 大学活用法~企業の目利きのプロから見た産学連携」を開催した。産学連携で高い実績を上げている立命館大学の野口義文研究部事務部長・産学官連携戦略本部副本部長が、大学活用法や連携を成功させるコツ、公的助成事業の申請のツボなどを伝授した。中小企業経営者ら約50人が参加した。

 受託研究や共同研究による企業側の技術課題解決に加え、最近は産学連携関連の補助金事業への共同申請や、多くの学生を活用したデータ収集など、産学連携は多様化していると解説した。中小企業側、大学側それぞれのメリットを話し「今の学生は連携活動に関与したがっており、最大限利用しよう」と呼びかけた。

 その上で、研究費は教員が自ら獲得するものという意識が浸透し「大学は敷居が高い」というのは過去の話だと指摘。大学教員を見つけ、連携を相談する際の心構えについて①面談には相談内容に精通した人材を参加させる②まず自社事業内容を説明する③教員の説明で分からないことがあれば、その場で分からないと言う④企業側の要望はハッキリ伝える⑤教員が相談内容にマッチしない場合は、適切な教員や研究機関を紹介してもらう―など12のコツを列挙した。

 また大学のホームページで目当ての研究者を探し出す方法や、補助金を受けるメリット、申請する際の注意点、採択されやすい企業の特徴などを伝授。馬糞堆肥のみで育てたコメを使った日本酒の開発、ハイテク試着室の事業化、ナーススケジューリングシステムの開発など、立命館大が手がけた産学連携事例も紹介した。

中小企業ニュース編集部

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