「若い力を引き出す」創業促進フォーラム:関東経産局などが開催

2018/12/04 イベント
not set 起業活動を促す取り組み事例などを説明する長山教授

 経済産業省中小企業庁、関東経済産業局、中小機構が主催する「創業促進フォーラム2018」が11月30日、東京・渋谷の東京都中小企業投資育成ビルで開催された。「『若い力』を引き出す!創業支援の取組からヒントを学ぶ」をテーマとして、創業に無関心な若年層への適切な普及を図ることが狙い。

 フォーラムでは、先行的に取り組む創業機運醸成事業についての基調講演と事例紹介、若年層の可能性とやる気を引き出す方策を考えるパネルディスカッションが行われた。冒頭で挨拶した関東経産局産業部の山口栄二部長は「地域における創業は、雇用を生み活力を見いだす。より多くの創業をもたらすためには、計画を持つ人だけではなく予備軍を増やしていくことが肝要だ。本フォーラムを参考に地域活性化への取り組みを加速させてほしい」と語った。

 基調講演は「創業機運醸成のすすめ」と題し、駒澤大学経済学部の長山宗広教授が、日本の創業支援の課題、創業機運醸成の背景と意義に触れ、地域活性化につなげている事例紹介などを通し、実効性の高い創業支援について解説した。その中で日本の開業率が5%台で推移している現状について「創業イメージがハイリスク・ローリターンであり、この払拭には創業前からの支援策が必要。地域と一体となり幅広い分野の小さな起業家を増やす方向性が正しい取り組みだ」と強調した。

 続いて現役大学生で起業したアグレル(宇都宮市)の小泉泰英代表取締役が「学生の起業と自治体の関わり方」について、地域で主催するコンテストでの賞金や補助金などを活用し発酵調味料の企画販売を行う事業を説明。支援を受けながらも「多様な意見に傾き方向性を見失うことがあったが、経営者としての判断を持つ重要性を知った」などの創業時の悩みを伝えた。

 次に「創業機運醸成事業からヒントを学ぶ」ことをテーマに、株式会社を立ち上げた高校教諭、地域で起業家支援ネットワークを主催する代表、創業機運を高める取り組みを行う大学の准教授、証券会社の専務取締役など4人が登壇し、取り組み内容などを語った。

中小企業ニュース編集部

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