大賞に慶大・二宮さん:キャンパスベンチャーグランプリ東京

2018/12/03 イベント
not set 表彰式後の記念撮影。左から4人目が二宮さん。5人目が各務審査委員長

 関東甲信越・静岡地域の学生によるビジネスプランコンテスト「第15回キャンパスベンチャーグランプリ東京」(りそな銀行、日刊工業新聞社共催)の最終審査発表会が11月29日、東京都千代田区の霞山会館で開かれた。応募総数212件の中から選ばれた10チームがプレゼンテーションし、慶応義塾大学大学院の二宮英樹さんらが提案した「医療自然言語処理技術で医療現場や創薬を効率化」が大賞を受賞した。

 二宮さんらのプランは、医療分野の専門言語を素早くデータ化し、事務処理に追われる医療現場を効率化する事業。東京大学医学部を卒業して医師として医療現場に従事した経験を持ち、すでに事業を始めている点が高く評価された。二宮さんは「医療現場が厳しくなる中で、自分が何をできるか考え起業した」と喜びを語った。

 次点となる関東経済産業局長賞は、慶大大学院の田脇裕太さんが発表した「靴装着型IoTセンサーを用いた高齢者の歩行能力評価サービス」が受賞。両プランは2019年2月18日に開催する全国大会に進出する。

 このほか、バーチャルリアリティーを用いた不安障害の改善や、訪日外国人向けの「宿坊」予約サイト、学生ベビーシッターで子どもの虐待ゼロを目指す事業、地方の学生の就職活動と中小企業の資産を結びつける事業など、さまざまなプランが発表された。審査委員長の各務茂夫東大教授は講評で「例年に比べてレベルが高く、さまざまな社会課題に対して問題解決の着眼点がユニークなものばかりだった。この思いを大切にして事業化を追求してほしい」と激励した。

 学生10チームのプレゼン発表後、別室で審査中に特別講演会も実施。トリプル・ダブリュー・ジャパン(東京都千代田区)の小林正典取締役が「排泄予測デバイスDFree開発物語~ゼロから世の中にないプロダクトを創出する」をテーマに話した。創業の経緯や資本政策などについて説明し、学生から多くの質問を受けた。

中小企業ニュース編集部

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