地方発ベンチャー5社が発表:関東経済産業局、中小機構関東

2018/10/12 イベント
関東経産局と中小機構 会場からの質問に答える古谷氏

 関東経済産業局と中小機構関東本部は10月11日、東京都千代田区のビジネス創発拠点TIP*Sで、第24回「地方発!ベンチャー企業ミートアップ」を開いた。地方発のベンチャー企業が東京でプレゼンテーションし、東京圏のベンチャーキャピタルや金融機関、投資家、大企業などとのネットワーク構築を促す試み。約50人の参加者を前に、ベンチャー企業5社が自社の事業内容を発表した。

 MICOTOテクノロジー(鳥取県米子市)は、実臨床に近い感覚で内視鏡検査トレーニングができるシミュレータロボット「MICOTO」を開発・製品化。人と同じような生体反応を示す胃・十二指腸、気管支を開発し、技術が未熟だと実際に「おえっ」「痛い」などとロボットが発する。プレゼン会場に実物を持ち込み、胃カメラ検査作業を実演した。檜山康明代表取締役社長は「鳥取大学医学部と連携して、人とそっくりなリアルな外観・感触・反応を実現した。急増する胃がんや大腸がんを診察する医師の育成に貢献したい」とアピールした。

 東北大学発ベンチャーのCo-LABO MAKER(仙台市青葉区)は、研究開発に不可欠な実験装置や技術などのシェアリング事業を提案。やりたい実験がある人と、有効活用されていない実験設備・技術を結びつけるサービスで、既存の研究開発リソースをシェアすることで設備・資金・人材を最大限活用できる。古谷優貴代表取締役は「過去10年間で欧米諸国や中国が研究開発を増やしてきたのに対し、日本は横ばいで、論文数も減少している。このままでは日本の研究はヤバイ、というのが創業した理由だ」と話した。

 このほか、これまでは人の眼の官能検査でしか対応できなかったメタリック感や木目感などの質感評価を行える2次元色彩計を事業化したパパラボ(浜松市中区)の加藤誠代表取締役、画像認識AI(人工知能)により製造ラインの品質検査を自動化するサービスなどを提供するテクムズ(名古屋市中村区)の鈴木孝昌代表取締役、厳選したベーカリーのパンを冷凍してオフィス向けに届ける事業を展開するパンフォーユー(群馬県桐生市)の矢野健太代表取締役が、それぞれ事業を説明した。

中小企業ニュース編集部

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