デジタル分野の貿易・投資でセミナー:ジェトロ千葉など

2018/10/05 イベント
ジェトロ千葉 デジタル化の進展を解説する佐藤氏

 日本貿易振興機構(ジェトロ)千葉貿易情報センター、千葉商工会議所などは10月2日、千葉市中央区の千葉商工会議所で「デジタルエコノミー最新動向セミナー~ジェトロ世界貿易投資報告2018年版より」を開いた。ジェトロ海外調査部国際経済課の朝倉啓介リサーチ・マネージャーと、千葉貿易情報センターの佐藤拓所長が講演した。

 朝倉氏は「デジタル化がつなぐ国際経済~デジタル分野の貿易・投資・ルール形成の現状」をテーマに講演。デジタル分野の貿易は、世界的に財・サービスよりも電子商取引(EC)やデータフローの伸びが顕著であり、「特に越境ECの購入(輸入)額で中国の存在感が大きい」と強調。これに対し、日本はオンライン購入者に占める越境購入者(輸入)が極めて少なく、「EC輸出の方が7~8倍は大きい」と話した。

 世界のデジタル関連企業による対外投資と越境M&Aは拡大傾向にあり、米国が件数で最大シェアを占めたものの、中国など新興・途上国のシェアが拡大していると指摘。一方で日本の対外投資と海外企業による対日投資は、ほぼ横ばいで推移している現状を示した。

 「世界に浸透するイノベーションとデジタル化」をテーマに講演した佐藤氏は、2017年の世界EC市場は前年比で24・8%成長し、小売市場の10%を占めたと指摘。とりわけASEANは、2015年の55億ドルが2025年は880億ドルと16倍になると推計しており、このほか日本企業の海外展開の現状や課題や、今なぜグローバル化が必要なのかなどを説明した。

中小企業ニュース編集部

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