【特集】「生産性を考える」ITで先生の負担軽減:イシド(千葉県白井市)

2018/09/19 特集
この記事の内容 ・ネット決済やクラウド導入で先生の負担軽減
・週30時間正社員制度で先生を安定的に戦力化
・業績拡大に成功 海外展開も実現
【特集】イシドネット用 「生徒は5年で倍増した」と沼田社長

 全国でトップクラスの教室数を誇るそろばん塾を運営するイシドの売り上げは、計算器具の発達や少子化の影響でそろばん人口が減少する中でも近年右肩上がりを続けている。「先生の事務負担をITで大幅に軽減し、さらに週30時間勤務の正社員制度を導入した相乗効果は大きい」と自己分析する沼田紀代美社長が、同社の生産性向上策を明かした。

 沼田氏は、地元北海道で幼児教育に携わったが結婚を機に千葉県へ転居。専業主婦となっていた時にイシドの折込チラシが目にとまる。同社は電卓の隆盛でそろばん塾が激減していた1973年3月、そろばんを能力開発教具として活用し、社会に貢献する人材を育成しようと現会長の石戸謙一氏が千葉県白井市で開業したそろばん塾「石戸珠算学園」を起源とする。

 指導者を育成する独自カリキュラムも備えていた同社に、沼田氏が自身の幼児教育のキャリア伸長も期待できることから「そろばんの先生として」入社したのは99年。高い指導力を発揮しただけでなく、2000年には早くも業界初となるe‐ラーニングシステム「インターネットそろばん学校」の開発に携わった。

 この功績が評価され、親族内事業承継は企業の発展に寄与しないと考える創業者石戸氏の60歳で引退したいとの希望を実現する形で11年、2代目社長に就任した。「インターネットそろばん学校」は2度更新している。ネット決済を導入し、受講申し込みから学習開始までの手続きを自動化することで人手を介して処理していた作業を半減したと同時に、生徒が受講できるようになるまでの所要時間を大幅に短縮したという。

企業概要

イシド
代表取締役沼田紀代美氏
本社千葉県白井市堀込1-1-12
電話047-492-2388
設立1973年3月
資本金1500万円
従業員数105人
事業概要そろばん教育事業(直営教室「石戸珠算学園」運営・加盟教室への教育ノウハウ提供・「インターネットそろばん学校」販売など)

中小企業ニュース編集部

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