「和光理研」設立10周年プレイベント:中小機構関東

2018/09/06 イベント
和光理研インキュベーションプラザ 和光市の課題を説明する松本市長。左は森若氏と出口氏

 中小機構関東本部は9月5日、埼玉県和光市の和光市中央公民館で「シリコンバレーから学ぶオープンイノベーション・エコシステム」をテーマとしたシンポジウムを開いた。中小機構が理化学研究所(和光市)敷地内に創業支援施設「和光理研インキュベーションプラザ」を設立して10周年を迎えるのを記念したプレイベント。基調講演、パネル討論会、交流会を行い、約80人が参加した。

 まず、シリコンバレーベンチャーズ社長兼CEOの森若(ジョン)幸次郎氏が「なぜシリコンバレーはイノベーションを加速し続けられるのか」をテーマに講演した。米シリコンバレーが次々と起業家を生み出す理由について、スタンフォード大学を始めとした教育機関やエンジェル投資家、ベンチャーキャピタル、インキュベーター、コンサルタント、アクセラレーターなど起業家支援にかかわる人が極めて多い点を指摘し、「やる気のある人を育てる環境が整っている」と強調した。

 続いて、リコーの出口裕一リコー環境事業開発センター事業所長が「オープンイノベーションによる新規環境事業創出に向けたリコーの取り組み」について紹介。自治体や大学、ベンチャー企業などと連携して9つのプロジェクトに取り組んでおり、「数多くチャレンジし成功確率を上げるためには社外との連携によるオープンイノベーションが有効だ」と指摘した。

 さらに和光市の松本武洋市長が加わり、3人でパネル討論会を実施した。松本市長はまちづくりの観点から、新事業・新産業を創出する創業支援施設の重要性を指摘。森若社長は「理化学研究所が立地する和光市は、シリコンバレーのようにさまざまな人々を巻き込んだイノベーションを起こせる可能性が高いと感じている。起業家だけでなく既存の中小企業もスタ-トアップの手法を学んで、和光市から次々とイノベーションを起こしてほしい」と述べた。

 これを受け、中小機構は11月13日から2019年2月13日までの全8回にわたり、理研施設で「アクセラレータープログラムin Wako」を実施する計画。起業や新規事業の立ち上げのエッセンスを学ぶレクチャー型のワークショップで、森若社長も講師として参加する予定だ。

中小企業ニュース編集部

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