エステ大手と中小10社で商談会:中小機構「地域活性化パートナー事業」

2018/08/09 イベント
not set 意見交換に熱心な商談席

 中小機構は8月8日、同機構の地域活性化パートナーであるエステティックサロン(全身美容院)、ミス・パリの東京本社(東京都中央区)で「WASPA(和スパ)商談会」を開催した。美容に効果的な国産商品を取り扱う同社のスパ(リラクゼーション施設)に自社のエステ商品を売り込みたい中小企業との商談会であり、ミス・パリによる書類審査を通過した10社と活発な商談を展開した。

 フカコラ美人(宮城県気仙沼市)は、関連会社ケセモマリナス(同)の化粧水をPRした。地元気仙沼産ヨシキリザメの真皮(表皮の内側)から抽出したコラーゲンには肌への高い浸透性や保湿性が期待できることから施術剤として提案した。岩手佳代子代表取締役は「地元中心に拡販している同社にとって商談は全国展開への大きなステップ」と語った。今後商品改良案などを協議する。

 田嶋酒造(福井市)は、大吟醸酒と大吟醸酒粕を使って自社開発した化粧水を販促するために参加した。酒粕に含まれるアルブチンやリノール酸にはメラニンの生成を抑制する働きがあることから美肌に効果が期待できるとされている。同社の化粧水は、この酒粕効果と保湿性に優れているとされる日本酒の特性を兼ね備えている。売り上げが低迷する日本酒類の補完商品として約10年前から順次開発してきた化粧品の1つだが、今では酒類と並ぶ同社の主力に成長しているという。田嶋智恵取締役は「大吟醸酒を使った化粧水は全国でも少ないはず。独特の芳醇な香りを堪能してもらった」と話した。

 地域活性化パートナー事業は、大都市圏や全国規模で展開する小売、卸売、ネット通販などの企業が、同機構と対等な立場で中小企業が企画開発した新商品やサービスに技術評価やマーケティング、販路開拓などで多角的に支援する取り組みである。エステ関連企業との商談会は今回が初めてで、6月後半に設けた商品募集期間は地域資源活用認定事業者らから多数の応募があるなど好評を得た。

中小企業ニュース編集部

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