【特集】話題企業 日本中の壁紙をカラフルに:フィル(大阪市)

2018/07/13 特集
この記事の内容 ・ネットショップのグランプリを受賞
・内装工事業から撤退し、壁紙販売に特化
・実店舗も出店、高齢者にも訴求へ
not set 実際に見て触って選べる大阪の実店舗「WALLPAPER MUSEUM WALPA/OSAKA」

 輸入壁紙専門のインターネット通販サイト「WALPA」(ワルパ)を運営するフィル(大阪市大正区)が、第10回「全国ネットショップグランプリ」の最高賞であるグランプリを受賞した。
 主催するイーコマース事業協会に加盟するネット通販会社231社の投票により優れたネットショップを選ぶ表彰制度で、いわば「プロが認めたネットショップ」だといえる。建物の内装工事を請け負う職人だった濱本廣一社長(45)が、なぜネット通販に乗り出し、今後は何を目指しているのか。
 カラフルな海外製壁紙を実際に見て触れることができる大阪の本社店舗「WALLPAPER MUSEUM WALPA/OSAKA」で、濱本氏(写真)に話を聞いた。

濱本廣一社長

 ―もともとは壁紙を張る職人だったそうですね
 「15歳で内装工事の世界に入り、23歳で職人として独立しました。27歳になった2000年に『壁紙屋本舗』というネットショップを開設し、しばらくは床や壁紙の内装業とネット通販の2本柱で会社を運営してきました」

 ―ネット通販1本にシフトしたのはなぜですか。
 「2008年のリーマンショック後、内装工事は価格競争に陥り、忙しいのに儲からなくなった。それに、誰よりも早く、安く、きれいに、白い壁紙を張ることだけの人生で終わりたくなかった。自分たちがお勧めしたい面白い壁紙を世の中に広めたいという思いが強まり、従業員に工事をやめたいと告げました」

 ―従業員は反発したでしょう。
 「当時の従業員の半数近くに当たる職人7~8人のほとんどが辞めました。当時の年間売上高7億円超のうち、工事を辞めたことで4億円超の売り上げを失いました。それでもネット通販を強化するため、英語とフランス語、中国語と韓国語が分かる外国人をそれぞれ1人ずつ採用し、半年間、ネットを通じて海外の壁紙市場の情報を徹底的に探りました」

企業概要

フィル
代表取締役社長濱本廣一氏
本社所在地大阪市大正区小林西1-15-12(Tel06-6537-7121)
設立2000年5月
従業員数80人
売上高20億円(2017年8月期)
事業内容国内外製の壁紙販売など

中小企業ニュース編集部

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