若手経営者向けにセミナー:城北信金

2018/07/11 イベント
城北未来塾 若手経営者ら200人超が参加した

 城北信用金庫は9日、東京都荒川区のホテルラングウッドで「城北未来塾」の平成30年度第1回セミナー&交流会(関東経済産業局、中小機構関東本部など後援)を開いた。「無印良品」の店舗・ブランドを展開する良品計画の前会長・松井忠三氏が「今こそ『V字回復』~“無印”流経営のヒントと改革のアイデア~」をテーマに講演し、中小企業の若手経営者・後継者ら200人以上が参加した。

 松井氏は東京教育大学(現筑波大学)卒業後、西友ストアー(現西友)に入社。90年に子会社として設立された良品計画に移り、その後10年間で同社は売上高が240億円から1000億円超に、経常利益は1億円から130億円へと破竹の勢いで成長した。だが2000年に初めて減益となり、社長に就任した2001年には大幅な赤字に転落。そこからV字回復を果たした軌跡を振り返った。

 業績が悪化にした原因について、松井氏は「順風満帆が続いた結果、慢心や驕り、大企業病が蔓延した。ただブランドの弱体化に加え、起死回生を狙って大幅な出店攻勢をかけたという戦略の間違えが大きかった」と分析した。社長就任後は不採算店舗の閉鎖や不良在庫の処分を行う一方で、店舗のレイアウトや従業員の行動のマニュアル化を進めるなど、「経営の仕組み化、見える化に力を入れ、社風を180度変えることに取り組んだ」と述べた。

 その上で「経営の参考とした事例は大企業にはなく、中小企業やオーナー経営者にあった」と強調。「岐路に立ったときには困難な道を選択する。そこに真理が隠れていることが多いからだ」「計画は5%で、実行が95%。やりきることが大事」「人はいつも不足気味にしておく」「多数決で決めない」など、自身の経営姿勢を披露した。

 城北未来塾は、城北信金の取引先の若手経営者・後継者らを対象に2010年に発足した。

中小企業ニュース編集部

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