最新の医療・介護機器が集結:「Medtec Japan」560社・団体が出展

2018/04/20 イベント
not set 医療機器関係者が多数来場した

 医療機器に関するアジア最大級の展示会「Medtec Japan(メドテックジャパン)2018」(主催・UBMジャパン)が東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。今年で10回目の開催で、併催する介護・福祉ロボット、医療用エレクトロニクス、医療ICT、検査キットの4展示会と合わせて国内外から560社・団体が出展した。3日間で3万5000人の来場者を見込んでいる。

 東京理科大学発ベンチャーのイノフィス(東京都新宿区)は、空気圧を利用した人工筋肉を用いて工場や農業、介護施設での腰の負担を軽減する「マッスルスーツ」の新型機を展示・実演した。従来機は本体とコンプレッサーをホースでつなぐため、作業スペースが限られていたが、作業前に手動ポンプで空気を注入する方式に変更し、作業性を大きく向上させた。事業部の朝緑高太氏は「4年前の発表以来、約3300台を納入しており、さらに売り込みをかけたい」と手ごたえを語った。

 イーアールディー(岡山市北区)は世界初という筋音・筋電同時計測センサーを展示。スポーツトレーニングやリハビリ向けに開発したが、自動車業界の製造ラインに多数採用されたという。取締役技術部部長の村上浩茂氏は「製造ラインでは手足より目を使う作業の方が疲れることが分かった」と話す。コルセットやサポーターを製造するダイヤ工業(岡山市南区)は、片方の足が麻痺している患者の歩行動作をアシストする人工筋システムや、手が麻痺している患者の訓練をサポートするパワーアシストグローブを公開。開発部門の川上真幸氏は「ぜひ商談につなげたい」と期待を寄せた。

 介護施設向けの離床・見守りセンサーや自動車向けシートベルトセンサーを出展したのはメディカルプロジェクト(静岡市葵区)。シートベルトに取り付けたセンサー部がドライバーの呼吸・脈拍・体動を検知して異常を検知、安全運転を支援する。「自動車業界に提案している」と営業部の足立匡弥氏は期待を込める。コスモテック(東京都立川市)は手首に巻いてメモできるシール型のウェアラブルメモを提案。「手のひらに直接メモしている看護師さんを見かけたことが開発のきっかけ」と技術部の鬼塚暁隆氏は語る。発売後約4カ月間で1万個以上を販売しており、医療現場だけでなく、製造、宅配、農業向けにも拡販を目指している。

中小企業ニュース編集部

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