新入社員を定着化させ戦力化する教育とは:東商・豊島支部がセミナー

2018/04/11 イベント
not set 新入社員の定着と成長の要件を語る真殿氏

 東京商工会議所豊島支部は10日、西池袋のとしま産業振興プラザで「中小企業のための新入社員の定着化と戦力化の教育方法」と題するセミナーを開催した。新人を定着させ成長へと導くための基本的な考え方と教育手法について、提起された課題を参加者がグループに分かれ討議。その後、講師が解説する形で進められた。

 講師はベイスマネジメント代表取締役の真殿道生氏で、①定着・成長への視点②OJTを機能させるポイント③新しい指導計画―の3点を中心に、教育の仕方や態勢に限界がある中小企業に向けた新人教育の手法を紹介した。

 冒頭で真殿氏は「人材育成は経営課題である。強みを持つ企業になるため人材面から対応する必要があるからだ」とし、新人の定着化と戦力化への取り組みは、組織のあり方を見直すことにもつながることを強調。新入社員には、採用時に評価した個性や人間性などの理由と、それに基づく期待感を伝える必要性があるとした。先輩社員が失敗談など経験を語り、仕事がどのように社会へ影響を与えるのか、仕事のやりがいを見えるようにすることが大事だと語った。

 OJTでは、基本としてチューター(指導員)を決めることで、新人に安心感を与え、仕事の理解、習得が早くなる効果を伝えた。また、お互いの信頼関係を早く築くことが重要であり「誠実、理解、傾聴、相手を信頼することを心がけること」だと述べた。さらに、計画づくりについて、従来のPDCAサイクルは計画倒れになるケースがあり、これを防ぐための新たな手法として1週間、月間、年間の目標を立てて行動するC=コミットメント(確約)、P=プレディクション(予測)、R=リザルト(結果)のCPR計画を紹介した。

中小企業ニュース編集部

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