事業主対象に「働き方改革」の取り組み手法を伝授:東商・葛飾支部がセミナー

2018/03/31 イベント
not set 事業発展には「働き方改革」への取り組みが不可欠と語る坂井氏

 東京商工会議所葛飾支部は29日、東京・青戸のテクノプラザかつしか会議室で「働き方改革はじめの一歩」と題するセミナーを開催した。「働き方改革」の導入を検討する中小企業経営者らを対象に、その背景と必要性のほか、ワーク・ライフ・バランス、36協定の内容と労使での締結の仕方、有給休暇取得への取り組みなどを分かりやすく伝えた。

 講師は「TOKYO働き方改革宣言企業」を巡回する専門家で社会保険労務士の坂井陽子氏が、なぜ今やらなければいけないのか、何から始めればいいのか、目的・準備・将来の目標などについて、各種指標に基づき社会の変化を説明しながら、まず取り組むべき事項などを説明した。

 坂井氏は冒頭で、少子高齢社会で労働人口が減る現状と日本の労働生産性の低さなどデータを通して解説。「女性の活躍、高齢者や障害者、外国人など多様な人材登用でも労働人口の減少はまかなえず、また、生産性を欧米並みに引き上げるためには労働時間の短縮が急務」などとし、働き方改革が必要になった要因を解説した。

 働き方改革を進める目的について「事業の発展のためであり、生産性向上による長時間労働の削減で、研修を受ける機会を作り社員教育が拡充。これにより有能な人材確保などのメリットがある」と話した。また、改革は事業主が主導して準備しなければならず、残業代の削減などは社員に還元することでモチベーションが高まる効果があるとした。働き方改革は、社員に対しての「働かせ方の改善」と「休ませ方の改善」につながる大きな効果があると強調した。

中小企業ニュース編集部

関連記事

最新ニュース/記事一覧

back to top