AI実用化促進でセミナー:中企庁担当者やベンチャー経営者が登壇

2018/03/09 イベント
not set 国のAI支援・振興策などを説明する鈴木氏

 人工知能ビジネス創出協会(AIB協会)は7日、東京・赤坂の山王健保会館でAI(人工知能)の実用化促進に向けたセミナーを開催した。中小企業庁の担当者が「第4次産業革命に向けた中小企業支援策について」のテーマで国のAI支援策などを紹介したほか、AI関連ビジネスの最前線で活躍するベンチャー企業の経営者らが、自社の取り組みやAI技術の勘所を話した。

 中小企業庁経営支援部技術・経営革新課の鈴木勇人氏は、サポイン事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)や新連携支援事業(商業・サービス競争力強化連携支援事業)など国が力を入れている中小・ベンチャー支援策を紹介。そのうち、サポインに関しては「ガイドラインを改正し、中小企業者がIoT(モノのインターネット)やAI技術を、例えば熟練工のノウハウを継承するためといったユーザー側と、新製品・新サービスを生み出すなど提供側の両面で利用しやすいように変えていく」と施策の方向性を示した。

 AIに特化した研修・コンサル事業を展開するエデュテックパートナーズ(東京)の柴田真吾社長は「IoTやAI、ブロックチェーンを前提にビジネスを創造することが必須になってきた」と時代の変遷を説き、「大手企業向けをはじめ、実績を積み上げている」と自社事業の手ごたえを語った。また、エーアイスピリッツ(東京)の辻野孝一CTO(最高技術責任者)は、ライセンス契約先の米国ベンチャー、ヌメンタ社が開発した、大脳新皮質の働きに基づく次世代脳型ニューラルネットワークについて解説し「GPU(画像処理プロセッサー)を使わずに高速・高精度の変動予測や異常検知が可能になる」と、その革新性を強調した。

 AIB協会(東京都渋谷区、代表理事:佐々木賢二ISP Networks社長)は、AIの事業化・実用化の早期実現を目的に2016年9月に立ち上がった一般社団法人。AIに関する各種セミナーを定期的に開催するなどで、会員間の共創(オープンイノベーション)を後押ししている。

中小企業ニュース編集部

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