特集「話題企業」―ブランドバッグのシェアで急成長:ラクサス・テクノロジーズ

2018/02/16 特集
この記事の内容 ・シェアリングエコノミーが日本でも普及すると予測
・4度目の起業。口コミでサービスが普及
・起業には3つの要素、社会課題解決の意識も必要
not set         起業のきっかけを語る児玉社長

 世界的に広がるシェアリングエコノミー(共有経済)。インターネットを介してモノやサービスなどを他の人が利用できる仕組み。スマートフォン(スマホ)の普及により、日本でも自動車、オフィス、ファッションなどの分野でビジネスが増えている。民間調査会社によると、国内市場規模は2016年度の約503億円から、2021年度には倍増の1070億円と予測している。高級ブランドバッグのシェアリングサービスで急成長しているベンチャー企業が、ラクサス・テクノロジーズだ。児玉昇司代表取締役社長(41)に起業のきっかけや今後のビジョンなどを語ってもらった。

 ――ラクサス起業のきっかけを教えてください
 「大学在学中の1996年に最初の会社をつくり、その後も1社を創業しました。事業内容はネットを利用した物流や通信販売関連ですが、ネット利用というビジネスモデルが当時としては早すぎたと思います。3社目としてネット広告代理業を始め、収益もあがりました。ここでは発送も手がけましたが、物流の外部委託は効率が悪いと感じていました。当時、米国で『買う』よりも『借りる』というシェアリングエコノミーが出始め、日本でも普及すると予測していました。そこで広告代理業の会社を売却し、その資金で2006年にラクサス(起業当時の社名は『エス』)を創業しました」

 ――当初からバッグのシェアサービスを考えていたのですか
 「リーマン・ショックが起き、その間、通販事業で資金をためました。シェアリングサービスは当初、洋服で考えていたのですが、洋服だとシーズンやサイズ、色、好み、クリーニングの手間など変数が多すぎ、あまり利益が見込めないと分かり、ブランドバッグに変更し、15年2月に月額6800円で借り放題という『Laxus(ラクサス)』のサービスを始めました」

企業概要

ラクサス・テクノロジーズ
代表取締役社長児玉昇司氏
本社所在地広島市中区中町8―18 広島クリスタルプラザ Tel082-236-3801
設立2006年8月(17年1月、現社名に変更)
従業員数80人
業務内容バッグシェアリングサービス運営など

中小企業ニュース編集部

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