中小企業40社参加で商談60件、知財戦略セミナーも:中小機構関東「大手ゼネコンジェグテック商談会」

2018/02/15 イベント
not set 技術論に熱が入った商談会

 中小機構関東本部は2月13日、東京・虎ノ門の同本部で、ロボット・省人化、都市環境・住環境などの分野の販路開拓や事業連携を目指す中小企業と、同分野の技術連携・製品調達を求めている大手総合建設企業との「大手ゼネコンジェグテック商談会」を開催した。中小企業40社が参加し、60件の活発な商談を展開した。日本弁理士会関東支部と共同で「ジェグテック知財戦略・大企業連携セミナー」も併催した。

 商談会に参加した大手ゼネコンは、中小機構のビジネスマッチングシステム「ジェグテック」にパートナー企業として登録している大成建設の1社。三豊精工(東京都八王子市)は、重量物が常時積載されている状態で長期間安定稼働できるロードセルとモニタリング装置の具現化を巡って同社と意見交換。第二営業部の茨田学マネージャーは「想定よりも技術的に深みのある話ができた」と参加を好感していた。

 人の感覚の数値化技術を提供するテック技販(京都府宇治市)は、歩き方や走り方などの動作計測の評価技術を応用した装置に関する商談で、仕様と見積もり交渉まで進む可能性を見出した。東日本営業所長の和田潤所長は「次回以降の展望が開けそうだ」と話した。

 「ジェグテック知財戦略・大企業連携セミナー」は、中小企業の経営者や法務担当者ら60人で満席となった。日本弁理士会関東支部から弁理士で中小企業診断士の白川洋一氏が登壇し、技術の普及による市場形成と技術の独占による利益獲得を切り分けるため、開示して構わない技術の仕分けとなるオープンクローズ戦略を求めた。

 ジェグテックの登録企業から、成形・金型の新興セルビック(東京都品川区)の竹内宏代表取締役と、偏光板を製造・販売するルケオ(東京都板橋区)の坂下隆一顧問の2人を加えたパネルディスカッションも展開した。

 技術情報の開示制限について、竹内氏が取引先の要望に応じて柔軟に判断すると回答したことに対し、坂下氏は偏光版の製造技術に関する情報は一切開示しないが、偏光版の使用方法は案内すると回答。白川氏が、この違いをオープンクローズ戦略の使い分け事例と解説した。

中小企業ニュース編集部

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