市川高校(千葉)がグランプリに輝く:日本公庫主催・高校生ビジネスプランGP

2018/01/09 イベント
not set 受賞の喜びを語る市川高校のグループ

 日本政策金融公庫(日本公庫)は7日、東京都文京区の東京大学本郷キャンパス内の伊藤謝恩ホールで第5回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会を開催した。過去最多となる全国385校から3,247件のエントリーがあり、この中から書類審査で選ばれたファイナリスト10組が、この日の最終審査会に臨んだ。

 審査は、高校生らが考案したビジネスプランをプレゼンテーションし、審査員からの質問に答える形で進められ、グランプリには「棚田の未来を守れ!~棚田用自律型稲刈り機『弥生』~」を発表した市川高校(千葉県市川市)のグループが選ばれた。概要は、農村の高齢化とともに衰退する棚田を守るため棚田専用の稲刈り機を製造・販売することで棚田の再興を図ろうというプラン。賞状とトロフィー、副賞として20万円の奨励金が贈られた。

 審査委員長の樋口美雄・慶應義塾大学教授は「審査は、商品・サービス内容、ニーズ、実現での課題解決策、収支計画とプレゼンテーション力を基準にした。いずれのグループもレベルが高く各審査員を悩ませたが、実行力の高さを評価してグランプリを決定した。商品化につながることを期待したい」と講評した。

 審査結果が発表される前、来賓として出席した今枝宗一郎財務大臣政務官が「日本の課題である少子高齢社会を乗り切るには、生産性向上と地域がパワーを増し、新しい企業が生まれることだ。若者が力を発揮することで、その芽は飛躍的に伸びる。みなさんの頑張りが日本のためになる」と力強く語った。

 特別講演では、クモの糸を人工的に作り上げることに成功したSpiber(山形県鶴岡市)の関山和秀取締役兼代表執行役が、自身の起業体験を通し「人生の意義を考え社会に役立つ事業をしたかった。この軸がぶれないよう自覚を持って臨むことが大事だ」とし、目的と手段を理解するよう高校生らに語りかけた。

 準グランプリには、愛媛県立長浜高校の「クラゲ予防クリームの開発」が、審査員特別賞に3校、優秀賞に5校が選ばれた。450人の参加者で会場は満席で熱気に溢れていた。

中小企業ニュース編集部

関連記事

最新ニュース/記事一覧

back to top