【特集】「次代担うベンチャー」伸びる医療市場に「マイクロ流路チップ」で参入:シーエステック(HI-DEC)

2017/12/27 特集
この記事の内容 ・医療産業都市・神戸にR&D拠点を開設
・テープ・フィルムの加工技術を創薬、検査、分析に生かす
・ブランドやイメージ高まり、好循環生まれる
not set HI-DECの入居企業紹介パネルの前に立つ谷口氏

 さまざまな産業分野で使われるテープ、フィルムやトレーなどの加工・製造販売を幅広く手がけているのがシーエステック。「2000年ごろのガラケー全盛の時代は次々と市場が取れた」(谷口義隆社長)というように、製品の流行り廃りと密接に関わるのが同社事業の特徴だ。今、医療関連を重点領域と捉え、神戸健康産業間発センター(HI-DEC)に設けたR&Dセンターで、メディカル新製品/新サービスの開発・実用化に余念がない。

 携帯電話、ゲーム機、リチウムイオン電池、各種家電・精密機器、車載機器…。同社製品群の守備範囲は広く、また、その市場環境はダイナミックに変わっていく。そのため、市場や顧客ニーズの行方を見通して、迅速かつ的確に変化に対応することがビジネス成功の鍵となる。

 テープの代理店に勤めた後、1999年に独立・起業した谷口社長は、サラリーマン時代に、顧客への迅速な対応がいかに大切か、身を持って知り、その思いを新会社の社名に込める。シーエスのシーはChallengeのC、エスはSpeedのS。何事にも挑戦し、スピード感あふれる事業を遂行するとの意図を表した。

 市場をウォッチし、変化を予測する中で浮上したのが医療分野だ。同社が得意とする両面テープ・フィルムの加工技術を生かすことができ、市場は持続的な伸びが見込める。谷口社長が医療への関心を高めている折、たまたまひょんなきっかけからHI-DECを知り、同施設内に研究開発の拠点を開設する。2014年のことだ。

企業概要

シーエステック
代表取締役谷口義隆
本社所在地大阪府高槻市大手町3-60(℡072・662・9191)
神戸R&Dセンター所在地神戸市中央区港島南町6-7-4(HI-DEC102)
設立1999年10月
資本金1000万円
従業員数22人
業務内容テープ・フィルムの受託加工/アッセンブル、工業用部品トレーの製造販売、医療関連器具の開発・販売

中小企業ニュース編集部

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