ベンチャー企業の「奮闘の楽しさ」伝える:中小機構関東本部が次世代地域人財フォーラム

2017/12/26 イベント
not set 「宇宙探査に挑む研究人生を全うしたい」と語る村上氏

 中小機構関東本部は21日、東京農工大学と共催し次世代地域人財フォーラム「科学技術とベンチャービジネス」を東京都小金井市の同大小金井キャンパスで開催した。次世代を担う高校・大学生を主な対象とし、惑星探査の研究者、小型衛星開発を事業化したベンチャー企業、出生前診断サービスを計画中の若手経営者の3氏が、研究開発と事業化に向けて取り組む「奮闘と楽しさ」を参加者に力強く語った。

 冒頭で挨拶した関東本部地域振興部の渡辺博部長は「わが国は天然資源が乏しいが、世界に誇る高度な科学技術がある。その最先端にある研究をビジネスに生かし、社会に役立ててもらえる将来の人材たちに、関心を抱いてもらおうと本フォーラムを企画した。科学技術の現場で活躍する3氏の奮闘する楽しさを感じ取ってもらいたい」と語った。

 続いて関東本部が運営するインキュベーション施設、農工大・多摩小金井ベンチャーポートの菅野佳弘チーフIMが「一方的に話を聞くのではなく相互対話型で進める。そのための質問時間も多くとっている。技術だけでなく先輩たちが歩んだ軌跡、そこにある哲学を学び自身の人生に役立ててほしい」と話した。

 講演は、最初に宇宙開発機構(JAXA)宇宙科学研究所助教の村上豪氏が「若手研究者が挑む惑星探査最前線」をテーマに研究者となった経緯や探査に取り組む水星の概要などを説明。「探査に挑めるのは研究人生で数回だけ。覚悟をもって情熱を注いでいる」と研究にかける意気込みを語った。

 超小型衛星を開発するアクセルスペース経営管理グループ長は、証券会社から宇宙開発に転進し好きな道で仕事ができる喜び、今後の事業計画を説明。出生前診断の事業化を目指すTL Genomics代表取締役の久保知大氏は「ベンチャーは大変なことが多いが、意外にやれるものだ。手応えを感じる」と力強く語った。

中小企業ニュース編集部

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