つくば発研究開発型ベンチャー5社が技術・製品をアピール

2017/12/13 イベント
not set 「みんなが宇宙と遊ぶ世界を実現する」とビジョンを語る亀田氏

 経済産業省関東経済産業局と中小機構、つくば研究支援センター(茨城県つくば市)の3者は11日、東京・丸の内のビジネス創発拠点TIP*Sで、「つくば発研究開発型ベンチャー企業ミートアップ」を開催した。学術・研究都市として知られるつくば市を本拠地とするベンチャー企業5社の経営者が、それぞれ自社技術・製品の特徴や市場性を、来場したベンチャーキャピタリスト、金融機関・事業会社関係者らにアピールした。

 筑波大学発ベンチャーのワープスペースは、低価格の超小型人工衛星や可搬型地上局を作製し、観測、測位、通信といった従来の用途とは異なるアミューズメント、イベント、教育、研究などに幅広く人工衛星を活用するビジネスモデルを発表した。亀田敏弘社長は「事業コンセプトは“みんなが宇宙と遊ぶ世界の実現”。JAXA(宇宙航空研究開発機構)や産総研(産業技術総合研究所)に近いという立地を生かし、各機関と連携しながらPDCAサイクルを回して市場を開拓していく。宇宙センシングによる宇宙のビッグデータ活用の夢も描いている」と説明し、資金提供や業務提携を呼びかけた。

 そのほか、産総研発ベンチャーとして、赤外線カラー暗視技術の実用化に取り組んでいるナノルクス、斬新なせん断成形加工技術を用いて、ガラスや金属・レアメタルに代わる機能性材料を作製するHSPテクノロジーズ、糖鎖という「細胞の顔や衣装」と呼ばれる樹状分子を検査や創薬に生かすグライコバイオマーカー・リーディング・イノベーション-の3社が事業計画を発表した。また、水中探索のドローンを開発・製造する筑波大発ベンチャー、空間知能化研究所が、来春発売予定の低価格・高機能の新製品を紹介した。

 ベンチャー企業ミートアップは、埋もれたベンチャーを発掘し、資金援助などを通して成長を後押しする狙いで、関東経産局と中小機構が2015年度から実施している。これまで「地方発!ベンチャー企業ミートアップ」の名のもと、地方ベンチャーの支援に取り組んできている。今年度は新企画として「テーマ別ベンチャー企業ミートアップ」も開催し、今回の「つくば発…」が10月開催のエネルギー・環境関連に続くテーマ別第2弾となる。

中小企業ニュース編集部

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