【特集】「人材育成の現場から」現場担う課長に自覚:高保製薬工業(福島市)

2017/12/09 特集
この記事の内容 ・先々代が急逝、先代が手探りで事業継続
・経営陣一新、現場と一体的運営体制に
・受講した課長に意識変革、業績も向上
not set 「社員と数字で意見交換するのが理想」と語る高橋社長

 高保製薬工業は、福島市瀬上町で業務用食品および食品添加物製剤の商品開発から製造・販売・品質管理まで一貫して行う総合メーカー。社名の「製薬」は、1946年7月に医薬品と医薬部外品製造・販売会社として創業した名残だが、食品添加物の製造に事業転換して約50年の実績を持つ。

 日本食品添加物協会が定めた「食品添加物の製造管理及び品質管理に関する自主基準」(GMP)の認定も取得し、現在は5代目代表取締役の高橋美帆氏が粉体と液体の2つの工場をフル稼働して、加工食品の安全・安心に尽力している。

 しかし、歩みは順風だったわけではない。経営と現場を一手に担っていた先々代(父・茂光氏)が乳製品の製造工場を新設し、稼働を目前にして急逝。急遽跡を継いだ先代(母・良子氏)には、先々代と接点のあった外部の経営実務経験者が取締役としてサポートした。先代と業界未経験者の経営陣が、わからないことだらけの中、手探りでなんとか事業を続けてきた。

 高橋氏の代表取締役就任は2014年。先代の時代に参加した取締役が定年を迎える時期と重なったこともあって、経営陣を一新した。自らは経営方針を示し、製造や営業など5つの部門の課長と意見交換しながら事業を進める体制に切り替えると同時に、5人の課長には、担当部門に応じて中小企業大学校仙台校の経営管理者養成コースと工場管理者養成コースを受講させている。

会社概要

高保製薬工業株式会社
代表取締役高橋美帆氏
所在地福島県福島市瀬上町字西上新田25-2(℡024-553-5015)
創業1946年7月
資本金1000万円
従業員数45人
業務内容食品添加物の開発・製造・販売

中小企業ニュース編集部

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