老舗のチャレンジ精神学ぶ:中小機構関東「ベンチャープラザ船橋10周年記念フォーラム」

2017/10/31 イベント
not set 「歴史にあぐらをかかずに新しいことに挑戦していく」と細田光人・松竹取締役副社長

 中小機構関東本部は10月30日、同本部が運営するインキュベーション施設「ベンチャープラザ船橋」(千葉県船橋市)の設立10周年記念フォーラムを船橋グランドホテルで開催した。地域の中小企業の経営者や支援機関の担当者ら約110人が、細田光人・松竹取締役副社長の基調講演「型があっての型破り〜老舗とベンチャーのコラボによる伝統の承継と革新〜」から、老舗企業のチャレンジ精神を学んだ。

 細田副社長は、基調講演で同社の新事業展開に関する考え方を説明した。「コンテンツとアーカイブを拡大し、事業のグローバル化を目指している」として、歌舞伎の米国ラスベガス公演で、噴水を舞台にプロジェクションマッピングを使った試みを紹介した。

 「日本のエンターテインメント業界はコンテンツ不足。伝統芸能と日本のテクノロジーを組み合わせた独自のエンターテインメントを国内外で披露し、海外で得た人気をインバウンドとともに取り込みたい。新たなアイデアに期待する」と述べ、ベンチャー企業との連携を望んだ。

 ベンチャープラザ船橋の10周年活動報告では、同施設を2013年に卒業した理化学機器を手掛けるマイクロテック・ニチオンの本田雅秀代表取締役が登壇し、「研究開発に専念できる環境と開発の成果を示す場が得られた。入居企業との情報交換もメリットだった」と5年の入居期間を振り返った。

 入居企業からは、スーパーアルカリイオン水の生成装置を製造しているEプランの松澤民男代表取締役が登壇。「設立時は資金力と販売力がなく苦労したが、テレビショッピングで好評を得たことを機に、大手自動車メーカーに納入できた。今ではジャスダック上場企業と有限責任事業組合を設立して、事業は上向き」と述べ、支援に感謝した。

中小企業ニュース編集部

関連記事

最新ニュース/記事一覧

back to top