事業承継セミナーで後継者が「継ぐ覚悟」を語る

2017/10/31 イベント
not set 「継ぐか継がないか、揺れ動いたが、吹っ切れて継ぐ覚悟ができた」と話す山内氏

 中小機構は26日、東京・丸の内のビジネス創発拠点「TIP*S」で、事業承継セミナー&相談会を開催した。「事業承継の現実」をテーマに、父親の跡を継ぐ予定の後継者が率直な思いを語ったほか、中小企業診断士が事業承継のイロハとキーポイントを解説した。中小企業経営のバトンを渡す方、受ける方の双方の立場の人など約30人が来場し、各講師の話に耳を傾けた。

 自動車・オートバイ部品の試験機メーカー、新日本特機(浜松市)の山内理之取締役経営企画室長は、バトンを受ける身として、腹落ち期-甘ちゃん期-意識改革期-空回り期(成長期)と変遷を辿ってきたと振り返った。その上で「継ぐか継がないか、揺れ動いて真剣に悩んだが、中小企業大学校の後継者研修や、『嫌われる勇気』のアドラー心理学との出会いから、今、自分ができることをすればいいんだと吹っ切れて、継ぐ覚悟ができた」と現在の心境を打ち明けた。

 そのほか、中小企業診断士で中小機構関東本部事業承継コーディネーターの渡辺政之氏が「ここがポイント!事業承継」のタイトルで講演し、小峯孝実中小機構人材支援アドバイザーは「中小企業大学校・経営後継者研修」の概要について説明した。続いて、事業承継に関する個別相談会が開かれた。

 このイベントは中小機構関東本部の中小企業大学校東京校(東京都東大和市)が同校で定期的に開催しているセミナー&相談会の特別・出張バージョンとして行われた。講師を務めた山内新日本特機取締役は、同校・経営後継者研修の卒業生で、中小機構では研修卒業生の体験談を聞く場を、数多く設けてきている。

中小企業ニュース編集部

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