一般向けイベントの販売展開で4社を支援:中小機構リンクロッシングが初の試み

2017/10/06 イベント
not set 販売会場では、多くの外国人が日本の伝統工芸に触れ目を輝かせていた

 中小機構の販路開拓支援事業、Rin crossing(リンクロッシング)は、5日に東京・上野恩賜公園で開幕した「第2回東京江戸ウィーク」で登録企業4社の出展を支援した。同イベントは、伝統的な和装、日本文化、日本食の魅力を身近に楽しんでもらう取り組み。秋晴れの中、野外で行われた催しには、日本の食文化を代表する飲食屋台や相撲部屋、伝統工芸品を販売するブースが並び、外国人旅行者や行楽を楽しむ家族連れなどで大盛況だった。

 伝統工芸品を販売するコーナーで中小機構は、地域資源を活用するリンクロッシング登録企業4社に対し、消費者向けの販売支援を実施した。「メーカーとバイヤーとが出合うための架け橋となる展開が主流だが、初めて一般消費者を対象とするイベントに出展した。各社とも英語、中国語対応の商品説明を用意するなど海外展開も意識し、大きな成果を得ている」(中小機構担当者)という。

 外国人が必ず足を止めて商品を見入っていたのは、岐阜県大垣市で桝を製造する大橋量器のブース。伝統的な桝だけでなく、薄く削った檜をもちいた加湿器や桝のイヤリング、ストラップなど多彩な商品を販売。外国人だけでなく日本人客にも好評だった。「計量器としての桝は忘れられてしまったが、違う一面もあることを知ってもらいたい。五角形の桝やインテリアとしての用途提案もしている。初日だが予想以上に売れている。手応えがある」と話してくれた。

 そのほかに皮製品製造の二宮五郎商店(東京都台東区)は、中国人向けを意識した裏地が金色の小銭入れなど11アイテムを販売。化粧筆を製造する丹精堂(広島県熊野町)は、日本製の高品質をアピールしていた。1000年前から使われている懐紙を販売する辻商店(京都市下京区)は豊富なデザインと使い方の提案に力を入れていた。

 Rin crossingは、マッチングサイトや商談会・展示会を通じて、全国各地で価値あるモノづくりに取り組むメーカーと新たな市場を創り出す商品を求めるバイヤーとの出合いの架け橋となる、地域資源を活かした商品の販路開拓を支援する中小機構のプロジェクト。

中小企業ニュース編集部

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