【特集】「人材育成の現場から」研修成果で変革推進:道北航空サービス(北海道旭川市)

2017/08/15 特集
この記事の内容 ・新千歳空港の発着便枠の緩和で国際線のハンドリング業務が激減
・経営の縮小均衡ではなく、新たな成長目指し人材育成を本格化
・中小企業大学校旭川校へ社員を派遣、その成果をもとに「変革推進P」を社内に設置
not set 「活力の源泉となる人材育成を進める」と語る小玉社長㊨と関田常務

 北海道を訪れる観光客は増え続けている。その数は、外国人観光客200万人を含め年間5500万人に達する人気ぶり(2015年度、北海道庁観光局調べ)。観光客の多くは航空機を利用し、受け入れる空港機能の重要性は高まる一方だ。

 安全、定時など質の高い空港運営を担うのが、旭川空港ビル内に本社を置く道北航空サービスだ。同社は道北バス(旭川市)の全額出資で1992年に設立され、同年5月に全日本空輸(ANA)との国内航空運送業務総代理店契約を締結。旭川空港に離発着するANA便の地上サービス業務を受け持つ。

 主な業務内容は、旅客の搭乗手続き、手荷物受託、航空機の牽引、誘導、手荷物などの仕分け、搬送、搭降載作業、航空貨物の受付、引渡し、航空機との通信業務、パイロットへ飛行に必要な情報提供など、多岐にわたる。96年には北海道を拠点とするAIRDOと代理店契約を締結。さらに外国航空会社のチャーター便対応、2013年には帯広空港支店の開設など、業務量は着実に増え右肩上がりの展開が続いた。

 「空港ハンドリングの会社です。技術ノウハウ、作業手順、管理体制などANAの基準に則り、業務推進は完璧と自負します。しかし、社内コミュニケーションを円滑に行い、風通しの良い社風を作るのは自社で対応すべき問題。仕事はできるが寡黙な職人気質だけでは、成長は遅い。そこにリーダーを中心にした人材育成の必要性を感じました」と代表取締役社長の小玉勇四郎氏(61)は語る。

 業務ミスが許されない職場であり、全社員が高いモチベーションを維持していく必要がある。そのためには、業務拡大で増える社員に対し、管理職の適切な行動が求められる。

会社概要

道北航空サービス株式会社
本社 北海道上川郡東神楽町東2線98号旭川空港ビル内      (℡0166-83-5828)
代表取締役社長 小玉勇四郎氏
設立 1992(平成4)年4月
資本金 5,600万円
従業員数 77人
事業内容 ANA旭川地区総代理店、AIRDO帯広地区代理店として空港内地上サービスの運営

中小企業ニュース編集部

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