専門家の活用強く促す:新輸出大国コンソーシアム「海外展開最新事例セミナー」

2017/08/08 イベント
not set 人材や情報に不足があっても海外に進出している企業の説明を聞く中小企業経営者らで超満員

 中小機構やジェトロ(日本貿易振興機構)など多数の支援機関で組織し、中小企業に海外展開のワンストップ支援サービスを提供している「新輸出大国コンソーシアム」は8月7日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザで、中堅・中小企業海外展開最新事例セミナー「ヒト・モノ・カネが不足する企業の海外戦略と実行」を開催した。人材や情報が充足していなくても支援を受けて海外に進出している企業紹介と、これらの企業代表者によるパネルディスカッションを実施。定員を大幅に上回る約600人の中小企業経営者らに、専門家の活用などを強く促した。

 企業事例は、ジェトロの柴原友範ビジネス展開部新興国進出支援課課長代理が紹介。ペット用マイクロバブル洗浄機を製造・販売しているターレス(東京都新宿区)は、国内動物病院などに約1100台の納入実績がある独自のマイクロバブル技術が、野生のスカンクの悪臭被害に遭う飼い犬の洗浄という海外ならではの売れ筋があることから、北米に進出した。

 桜顔酒造(岩手県盛岡市)は、日本食レストランの増加と日本酒の輸出拡大傾向を調査で確認したベトナムに、吟醸酒などの輸出を開始。同国が親日国で桜の人気も高いことから社名に冠した桜の関連商品や、店員向けに日本酒の知識向上セミナーを提案するなどして販路拡大に努めている。

 パネルディスカッションは「海外展開戦略と実行のポイント」と題して、ジェトロの松尾修二ビジネス展開支援部主査が進行した。柴原氏が紹介した企業の代表取締役が登壇し、「海外展開に不足していたもの・不足を補う方法と対策」などのテーマに沿って経験談を語った。

 「海外展開に不足していたもの」には言語能力、経験値を主に挙げ、コンソーシアムの専門家を活用して補ったとした。機器の規格や規制を巡る知財関係交渉や海外への同行、外交儀礼など多岐にわたる助言に感謝した。

中小企業ニュース編集部

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