東京都が中小企業の技術・製品開発を後押しする交流会開催

2017/08/07 イベント
not set 交流会で“イノベーションの種”を探す中小企業経営者ら

 東京都と東京都中小企業振興公社は3日、東京・神田駿河台の御茶ノ水ソラシティで「次世代イノベーション創出プロジェクト2020交流会」を開催した。都が進めている中小企業の技術・製品開発に対する助成事業をPRし、東京発の新技術・新製品の輩出を促す狙い。中小企業の経営者、開発責任者や大学、大手企業の関係者など約200人の参加のもと、講演、事例発表、交流、個別面談と多彩なイベントが繰り広げられた。
 
 次世代イノベーション創出プロジェクト2020は、都が都内中小企業を対象に最大8000万円を助成し、大学、公設研究機関、大企業との連携による新製品開発、新技術の実用化を後押しする取り組み。3年目の今年度は8日から1ヵ月間、助成金の申請予約(申請書類の提出希望日の申し込み)を受け付けるのに先立ち3日に交流会を開いた。

 大林組、東レ、富士通、ミズノ、首都大学東京、東海大、早稲田大、産業技術総合研究所など大手企業、大学、研究機関の合計20者がブースを設けた交流スペースでは、中小企業経営者らが各ブースを回り、提携や共同開発の相手を探していた。事例紹介では2年前に次世代イノベーション創出プロジェクト2020に採択された医療機器メーカー、ユニメック(東京都府中市)の田里博取締役開発部長が「書類づくりは大変だが、助成を受けると、強制的に開発が進む、会社の信用が高まる、人脈が広がるなど、いいことずくめ」と助成事業の効用を説いた。

 基調講演「町工場が挑戦した下請け企業からの脱却~ものづくり総合支援の最新実績」の講師を務めた浜野製作所(東京都墨田区)の浜野慶一社長は、2000年に工場が全焼し倒産の危機に瀕してから今日までの同社の軌跡を紹介したうえで「製造業には最も適さないと思える東京で、世界に向けた開発拠点となる都市型中小製造モデルを構築中」といい、『ガレージ・スミダ』と名付けたスタートアップ支援&ものづくりトータルサポート施設について説明した。

中小企業ニュース編集部

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