中小企業経営者らが東京理科大・野田キャンパスで光触媒研究施設を見学

2017/06/19 イベント
not set 光触媒国際研究センターで、水分解の実験をのぞき込む

 千葉県野田市、松戸市、柏市など東葛地区の中小企業経営者やエンジニアなど約70人が16日、東京理科大学・野田キャンパス(野田市)を訪れ、キャンパス内の光触媒国際研究センターを見学した。防汚、殺菌、水分解促進など、さまざまな効果を発揮する光触媒の実験を間近に見て、最新の研究成果の説明を聞いた。見学会と併せて、東京理科大の産学連携事業の紹介や、AI(人工知能)関連などの講演も行われ、見学者の間からは「新たなビジネスにつながるヒントを得た」との声が聞かれた。

 この催しは「ものづくり企業のためのステップアップセミナーin東京理科大」のタイトルで、中小機構、松戸・野田・柏・流山の各商工会議所および東京理科大が主催した。東京理科大と地域中小・ベンチャー企業の産学連携の促進を狙いに、研究施設見学会や講演会、懇親会を行った。

 光触国際研究センターは、光触媒研究の第一人者である藤嶋昭氏が東京理科大の学長に就任したのに伴い2013年に開設されている。見学会では、「ホンダ・フジシマ効果」として知られる、水の電気分解を促進する光触媒の作用が実験で示されたほか、防汚、防曇、殺菌、脱臭といった多彩な光触媒効果に関する実験やパネルを使った説明が行われた。実験、説明を担当した助教や学生には、見学者から多くの質問が投げかけられた。

 一方、講演会では、産学連携の責任者が、東京理科大の産学連携事業の現況について「中小企業との共同研究の件数が私大で一番で多いのが当校」と報告し、聴講者に大学リソースの活用を呼びかけた。また、「論理型機械学習器の特徴とその応用例」、「運転時の注視や表情情報を用いた自動車運転の危険回避」のテーマで、最新のAIやIoT(モノのインターネット)に関する研究成果の一端も披露された。

中小企業ニュース編集部

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