第4次産業革命とは何か:東京投資育成セミナーで解説

2017/06/15 イベント
not set 独がインダストリー4.0を掲げる背景と製造業の今後を語る尾木氏

 東京中小企業投資育成は13日、渋谷区渋谷の同社本社ビルで「ドイツの国家プロジェクト『インダストリー4.0』がIoTで世界の製造業をこう変える」と題するセミナーを開催した。中小企業経営者など約100人が参加し、最先端の動向を熱心に聞き入った。

 講師は、ドイツのザクセン州経済振興公社日本代表も務める三菱UFJリサーチ&コンサルティング国際アドバイザリー事業部の尾木蔵人副部長で、ドイツ駐在などを含めた豊富な経験と知識をもとに、具体的な事例を通した分析と将来の方向性など推察を交え、分かりやすく解説した。

 冒頭、尾木氏はドイツがなぜインダストリー4.0を国家プロジェクトとして進めているのかを説明。製造業の競争が激化する状況下で①生産性を高める必要性②消費者ニーズ多様化への対応③通信ネットワークの普及-の3点による環境変化への対応があったとし「米IT企業を意識し、手を組んで世界のプラットホームを目指している。日本も乗り遅れてはいけない」と強調した。

 現状の流れとして、工場のあらゆるデータをITに蓄積し、生産効率が最適化する情報を設備に自動供給するCPS(サイバー・フィジカル・システム)という垂直統合と、各工場を通信ネットワークで連結し、デジタルバリューチェーンを構築する水平統合が進められていると語った。これらは「自動車産業を中心にした展開だが、今後はものづくりとサービスがAI(人工知能)で融合し、製造業は大きく変わることになる」と予測した。

中小企業ニュース編集部

関連記事

最新ニュース/記事一覧

back to top