札幌「一日中小企業庁」で、中企庁長官と中小企業社長らが事業承継テーマに意見交換

2017/06/13 イベント
not set 道内各地から中小企業関係者500人が参加し、会場は熱気に包まれる

 中小企業庁長官をはじめとする中小企業施策の責任者と地域中小企業関係者が意見交換をして交流を深める「一日中小企業庁in北海道」が12日、札幌市のニューオータニイン札幌で開かれた。北海道内の中小企業経営者と宮本聡中企庁長官らの意見交換会や、2代目女性社長の講演、北海道経済産業局による中小企業施策の説明などが行われ、約500人の来場者が各講師の話に耳を傾けた。

 冒頭のあいさつで高橋はるみ北海道知事は、昨年4月施行の北海道小規模企業振興条例を紹介した上で「人口減が先行している北海道は需要減、人手不足、後継者難と厳しい状況にある。今日のイベントのサブタイトルの通り『ふるさとの未来を支える中小企業』への期待は大きく、中小・小規模企業の振興にさらに力を入れていきたい」と述べた。

 意見交換に臨んだ宮本中企庁長官は、地元中小企業社長が語った事業承継時の苦労話などを受けて「事業承継には早めの準備がいかに大切かを再確認した。また、のっとりや最後の救済手段といった印象から心理的な抵抗のあるM&A(企業の合併・買収)は、実は事業承継の有力な手段として前向きに捉えるべきものだということも実感できた。相談相手がなかなかみつからない経営者にとって相談者が果たす役割が大きいことも理解できたので、それらを今後の施策に反映させていきたい」と方向性を示した。

 ダイヤ精機(東京)の諏訪貴子社長による講演「主婦から社長へ就任した2代目の10年戦争」も行われた同イベントは、北海道、中企庁、北海道経産局が主催、中小機構北海道本部が共催し、北海道では39年ぶり、2回目の開催となった。そのせいか、道内各地から多くの中小企業関係者が訪れ、参加人数は最近の一日中小企業庁の平均人数を大きく上回った。

中小企業ニュース編集部

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