【特集】「越境ECで攻める」海外サイトは国内と別物:北澤企画事務所(東京都文京区)

2017/05/19 特集
この記事の内容 ・洋酒メーカー向け販促プロモーション事業を手がける中で、バーツール需要を見出す
・国内向けネットショップ開設。海外からの問い合わせが増え越境ECに乗り出す
・国内のコピーは通用しない。中小機構の補助金受け海外サイト立ち上げ軌道に乗る
not set 「カクテルシェーカーだけで100種類以上。国内屈指の品ぞろえ」という丹羽氏(本社内にあるショールームで)

 人口減少による国内消費市場の縮小期が到来する。購買者が減る国内から旺盛な消費意欲が期待できる東南アジアなど、海外に目を向ける必要性は高まる一方だ。とはいえ、中小企業・小規模事業者にとって実店舗を海外に設けることは容易ではない。そこで威力を発揮するのがEC(電子商取引)。新販路開拓の決め手となる越境ECで着実な成果を挙げている事業者の取り組みを通し、越境EC成功への秘訣を探る。

 洋酒メーカーを中心にした販促プロモーションを手がけていた北澤企画事務所が、バーテンダー向けにシェーカーやメジャーカップ(酒用計量カップ)などバーツールの通販を始めたのが2013年。「洋食器専門店は多いが、高品質で豊富な品ぞろえのバーツール専門店は国内ではほとんど見当たらない。この現状から需要が期待できると考え通販サイトを立ち上げた」と丹羽克久マーケティング・ディレクターは説明する。

 14年に本社を移転し、事務所と併設する実店舗で販売も行っている。ただ、ビル4階にショールームがあることは、外からは見えない。それでも訪れる外国人は少なくない。

 販促プロモーションを企画、運営してきた経験から、バーツールやグラスなどのメーカーと取引があり、製品の目利き力も養ってきた。それだけに仕入れる国産商品はどこに出しても誇れる逸品ばかり。まずはショッピングサイトを立ち上げ、国内大手モールへの出店を開始した。

 「海外からの注文や問い合わせが入ってくるようになり、これは驚きだった。米国や台湾などは日本製バーツールを高く評価しており、海外からサイトを探しに来る顧客が少なくないことが分かった。それならば、海外向けにも展開できると思い越境ECに挑戦することを決断した」と丹羽氏は語る。国内向けからわずか半年を経過したばかりの時期だったという。

企業概要

北澤企画事務所
代表取締役社長 松渕健二氏
本社住所 東京都文京区後楽2-2-10(℡03-6801-5523)
設立 2008(平成20)年9月
従業員数 5人
事業内容 酒類販売促進の企画・制作・運営、バーツールの企画・開発・販売、バー関連書籍の制作など

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中小企業ニュース編集部

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