【特集】「人材育成の現場から」役員が専門職から脱却:日本ベアリング(新潟県小千谷市)

2017/04/05 特集
この記事の内容 ・山﨑社長は、一般社員杜当時から中小企業大学校三条校を活用
・経営陣を底上げするため、役員は「経営管理者養成コース」を受講
・受講で経営者の領域に近づいた役員は、その能力にさらに磨きをかける

 日本ベアリングは1939年4月、新潟県小千谷市末広町にゲージと工作機械を製造する鉄工所として創業した。以来、直線運動案内機器の総合メーカーとして同地の本社以下、国内に10カ所、海外に6カ所の販売拠点を持つまでに成長した。中小企業大学校三条校は、代表取締役の山﨑亨氏(写真)が、購買担当の一般社員だった2001年当時から活用しており、現在でも毎年度約30人の従業員が営業力、生産力、組織力などの研修分野で受講している。

 山﨑氏は、経営陣を底上げするため、役員に「経営管理者養成コース」を受講させている。役員に受講させる理由をこう語る。

 「役員になった時点では、製造や営業といった各自の持ち場で実績を積み上げてきた専門職でしかない。取締役としての職責を果たすためにも、私の代わりが務まるオールラウンダーになるべきだ」

 山﨑氏は、取締役に登用した人材には現場のエキスパートから脱却して、財務諸表を読みこなし、事業の評価や経営計画を策定、実行する能力を身に付けてほしいと願っている。「自分の持ち場のことしか考えられなかった人材が、他の分野にも耳を傾けられるようになった。私と同じ視点で事業全体を見渡し、包括的に議論できるようになってきた。経営計画書を共用できるし、経営用語も使える」と受講の成果を実感する。8人いる役員は、就任から2年の間に全員が受講しているという。

企業概要

日本ベアリング
本社住所 新潟県小千谷市千谷甲2833(℡0258-82-5711)
代表取締役 山﨑亨氏万円
創業 1939年4月
資本金 2億6000万円
従業員数 582人
事業内容 直線運動案内機器(リニアシステム)の製造販売および海外貿易
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中小企業ニュース編集部

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