“5S工場”を中小企業経営者らが見学:成果を上げるポイントは現場のやる気

2016/10/25 イベント
not set 工場見学の案内役を務める宮原コスモテック社長(左端)と見学者たち

 東京都荒川区の中小企業経営者らが21日、徹底した5S活動で知られるコスモテック(千葉市)の板金・組立工場(千葉県成田市)を見学した。参加者は整理整頓が行き届いた工場内や設計ルームを見て回り、見学後の意見交換会では、宮原一善・コスモテック社長から5S実践の勘所やノウハウを聞いた。

 この工場見学会は、中小機構と東京都荒川区が共催する「日暮里経営セミナー」の特別プログラムとして行われ、両者および城北信用金庫の3者が主催した。荒川区で医療機器、厨房機器を製造する中小企業や設計事務所の経営者、主催機関の関係者など約20人が参加。無線中継基地シェルター、太陽光発電用収容ボックス、建築・ユニット外装パネル、クリーンルーム、組み立て式防音室、各種パーティションなどを製造販売するコスモテックの成田工場を見学した。

 工場内は材料、部品、工具類が整然と配置され、ちりひとつ落ちていない状況。案内役を務めた宮原社長が「部品の置き場所など小さな工夫で、大きな業務改善効果を上げられる」と説明すると、見学者たちは真剣な表情で耳を傾け、熱心にメモを取る人もいた。

 引き続き行われた意見交換会では「5Sに取り組んでいるが成果が見えない。どうしたらいいのか」との参加者の質問に、宮原社長や工場長が「上から命令しても現場は何も変わらない。当社の場合は中小機構のアドバイザーが質問を投げかける方式で指導したのが良かったと思う」「整理整頓の基準化、点数化を図り、各人の認識を合わせることが大切」「5Sの取り組みぶりを賞与にも反映させている」「工場見学に訪れた方々が、5Sやあいさつをほめてくれたと社員に伝えるのも効果が大きい」と、現場のやる気を引き出すキーポイントを解説した。

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