特集「eコマースで拓く」ショップ成功の秘訣:中小機構アドバイザー高杉氏に聞く

2016/09/02 特集

――集客手法に変化はありますか。

 「ここ数年の傾向として、ネットショップなどのオンラインから実店舗のオフラインへと顧客を誘導するO2O(オンライン・トゥ・オフライン)を展開する店舗が増えています。スマートフォンの普及とSNS連携などが背景です。新たなシステムも開発され中小企業でも手軽に活用できます。実店舗で使える割引クーポンをネット上で発行するなど多様な手法があり、eコマースの新たな展開といえるでしょう。商店など販路開拓を目指す小規模事業者などに有効だと思います」

――eコマースを始めるには、どの程度のITスキルがあればいいのですか。

 「普通にパソコンを操作できれば十分です。画像ソフト、HTMLなどの記述言語を扱えればより良いのですが、人には向き不向きがあるので、チャレンジして限界を感じるようなら、外注すればいいだけ。ネット上での商品の見せ方は、魅力を感じるサイトを真似ることから始めていい。ただしこの時に注意すべきことは、画像転用など著作権に触れていないかを確認すること。モラルに反することも厳禁です」

――越境ECの展望は。

 「これから成長する市場であり、開拓余地が大きい。チャレンジするにはホームページの2カ国語対応は必須で、より海外比重を高めるのなら対象国のネイティブな人を採用するのが望ましいでしょう。海外展開で重要なのは情報です。中小機構は海外各国の市場調査を詳細に伝える「海外ビジネスナビ」をホームページに載せています。これらを参考に日本の商品をどんどん海外に売り込んでほしい」。

海外ビジネスナビの公式サイトはこちら

プロフィール

高杉透(たかすぎ・とおる)
1999年からネットショップに関わり、2003年インテリア家具の卸会社で月商9万円を1億円に伸ばし05年から2年連続で大手通販サイトのショップ・オブ・ザ・イヤー獲得。07年7月ECコンサルティングのECマインド設立。代表取締役に就任。14年から中小機構販路開拓支援アドバイザーを兼務。東京都出身。44歳。

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